それは、突然の始まり。
ある晩のこと、私がお風呂から上がってくると、よもぎの様子がおかしい。
普段はあまり鳴かない猫なのに、少し変な声を出していて床にうつ伏せになる様な妙な姿勢を繰り返す。
何かヘンなものを食べた!?中毒??
それとも、輪ゴムや紐などの細長いものを飲み込んだ!?(←猫にとってとても危険)
色々な不安が頭をよぎり、夫や子ども達によもぎが何をしていたかを尋ねるも、特に原因はわからず。
身体を触ってみるも怪我をしている様子や具合悪そうな感じはない。
二女から、「寝ていたよもぎが起きて私の側に来てからニャーニャーとやたらと鳴くんだよね」と聞き、とりあえずは何か危険な感じではなさそうだったので様子をみてみることに。
前足をうつ伏せの様にして鳴くので、これはもしや吐きたいのかな?よもぎ初めて吐くのか!?と思い(猫は時々胃に溜まった毛玉を吐く)、吐きたいのに吐けなくて苦しいのかなと思ってみていました。
でも、何か違う…様子がヘン。
私達が「よもぎ!」と呼ぶとその声に反応する様に甲高い声で鳴き声を上げるのです。
それを何度も何度も繰り返します。
これは様子がいつもと違うなと感じ、“猫がいつもと違う鳴き方をする”とネットで検索してみると、なんと!
メス猫の発情期〜!?
いや、うん、確かにそうだわ。
鳴き声や行動が発情期の雌猫の特徴のまんま!
病気ではないとわかりホッとしたものの、猫の発情期を初めて見たのでその突然の始まり方にビックリしました。
どうやら猫は、雌猫は生後6ヶ月〜10ヶ月くらいに発情期を迎え、雄猫は自発的な発情期というのはなく発情した雌猫に触発されて発情するらしい。
雌猫の発情期は一週間くらい続くそうで、猫の場合は犬や人間の様に生理はなく、交尾排卵といって雄猫と交尾した刺激で排卵が起きるのだそうです。
(そのため猫は妊娠しやすく多排卵なので増えやすい…)
現在9ヶ月のよもぎ、ついに雌猫の発情期を迎えてしまいました。
腰を突き上げる様な仕草(ロードシスというらしい)をして鳴き、物に頭を擦り付け、時々はナオ〜ンと大きな声を上げて鳴きます。
タモンの時は雄猫1匹で飼っていたし、1歳になった時に去勢手術をしたので、猫の発情期という状態を見た事がなく知りませんでした。
以前、タモンのブリーダーさんから、「メインクーンは他の猫より成長が遅いので、去勢手術は内臓がある程度大きくなる1歳を過ぎるまではしない方がいい」と言われたので、タモンの時はその通りにしました。
だからよもぎも1歳になったら避妊手術をしようと思っていたのですが、それだと雌猫の場合は少し遅かったのかもしれません。
発情する事は猫にとってかなりのストレスになるらしく、また乳腺腫瘍という悪性の病気になるリスクが上がるので早めに避妊手術をする事が望ましいのだそう。
ただ、発情中は子宮への血流が増えるため手術するのは避けた方がいいそうです。
タイミング的にこれから年末年始になってしまうので、年明け以降早めに避妊手術をしようと思います。
よもぎの発情期ですが、3〜4日ほどは鳴いていましたが、5日目(今日)にはすっかり落ち着いて普段の状態に戻りました。
元々あまり鳴かない猫ですが、発情期中はとにかく風が吹けば鳴く、じゃないけどニャニャニャニャ言ってました。
という事で、発情期を迎えたよもぎの様子を少しご紹介します。
こんな感じで、ロードシス(お尻突き上げるポーズ)をしています。
いやん、丸見え…(^◇^;)
そして、床に顔をスリスリ。
歩く時も、お尻を突き上げておかしな姿勢でヨタヨタ…
壁にもスリスリ…
そして、ひたすら鳴く。
なんだか見ているこっちが可哀想になるんですよね…ホルモンの力とは恐ろしい!
タモンの方に寄っていくけど、
去勢されているタモン、残念ながらよもぎの様子を見ても全く無反応ですw
ずっとへっぴり腰みたいな格好で鳴いているので、疲れてヘロヘロになるよもぎ。
眠っている時だけは静かになるので、唯一休める時…
こんな感じで丸3日間くらいの発情期を過ごしたよもぎ。
日数的にはそんなに長くはなかったのかもしれませんが、とりあえずそっと見守ってやり過ごしました。
今日はすっかりいつも通りで、普通にスタスタと歩き、呼んでもニャンとも言わないし、自分が遊びたい時だけ寄ってくるというツンデレスタイルのよもぎに戻っていました。
よもぎ、おつかれさまでした。
まだまだ猫の事をわかっていない飼い主だけど、共に歩んで勉強していくからこれからもよろしくね。
スポンサーリンク